3Dスタジオワッツについて

3Dスタジオワッツが日本初の3D フォトスキャン専門のスタジオとして、聞き取れないくらい小さな産声を上げたのは、2013年4月。  自他認める3Dオタクの代表デイヴィッド・ウォッツが独自に研究と失敗を重ね、木やアルミを切るところから全て手作りのカメラ装置を制作したのが全ての始まりでした。

東京都新宿区新宿1-32-11 山口ビル1F
丸ノ内線 新宿御苑前駅 大木戸門口より 徒歩4分
都営新宿線 新宿三丁目駅より C8出口より 徒歩6分
※当スタジオは完全予約制となります。お越しいただく前に必ずお問い合わせください。お問合せページ

これは新宿御苑に「日本初」が誕生した物語です

デイヴィッド・ウォッツは、出身地であるオーストラリア・シドニーでビジュアルアートとコンピューター科学の大学を2つ卒業。  なぜ2つかというと…幼少の頃から絵を描くことが好きだったが、高校時代に彫刻で賞をもらった事をきっかけに彫刻にのめり込む。もっとアートを勉強したく美術大学に入学するも、映像の世界にはまっていく。立体的なフォルムが魅力であった彫刻と映像という分野が、自然と当時まだ真新しかった3Dアニメーションの世界へと導いた。  卒業プロジェクトで初めて3Dアニメーションの短編映画を制作。  しかし、そこで重要な事に気づく。3D を突き詰めていく為には、コンピューターの事、 3Dグラフィックスの事をもっと深く知る事が不可欠であると。  すぐに総合大学に入り直し、次の4年間で高校を卒業したばかりの学生に紛れて一からコンピューター科学を学ぶ。足かけ8年の勉学の中で培ったものは、膨れ上がった学費ローン以上の価値はあり、現在に至るまでの基礎となる。  卒業後はレストランから依頼されて鹿の角でシャンデリアを制作したり、お財布のデザイン、ウェブデザインなど、依頼があればなんでも作る「なんでもデザイナー」として活動する傍ら、正社員の仕事を探す。始めて働いたIT企業で、初めて3Dデータ専用のマウスを操るソフトウェアを一から開発。3Dに果てしない可能性を感じ、少しずつだが自分の技術にも手ごたえを感じていた頃、日本に住む友人に感化され、叔父が日本語教師をしていたこともあり、もともと漠然とつながりを感じていた日本へ行くことを決心。  来日後は残念ながら結果としてあまり身にならなかった日本語を日本語学校で学び、英語の先生で生計を立てながら、3Dフォトスキャンスタジオの構想と準備に約4年を費やす。そして冒頭の産声をあげる。それから改良に改良を重ね、2014年初めに、カメラが上下する、完全に手作りのカメラ装置バージョン2が完成。このタイミングで、小さいマンションの一室から1階の店舗スペースへ移動。現在に至る。

 まだまだ技術的にもスタジオとしても発展途上ですが、3D技術の向上と共に、切磋琢磨し、3Dがもたらす新しい世界を広げていきたいと思っています。そして、もっと精巧に、お客様にとってもっと楽しく3Dスキャンがとれる工夫と改良を今後も続けていきます。

3D Studio Wattsのミッション

目下のミッションは、まだまだ新しく、あまり身近ではない3Dスキャンをより簡単に、より早く、よりキレイに、そして何よりも大事なのは、よりお手頃に利用してもらえるようにすることです。これからも3Dスキャンやプリントの技術は間違いなく進んでいくと思いますし、いずれは安価になっていくと思います。  ただ、人は常に成長し、日々変化していくので、今の姿かたちを3Dスキャンできるのは、「今」しかないのです。だからこそ、いずれ安くなるのを待たずに、限りなくお手頃な価格設定に挑み、少しでも多く方に「今」を形に残すお手伝いをしたいと思っています。  動物を撮れるように装置を改良したのも、そんな思いからです。ペットは飼い主にとっては家族同然。でも自分より(稀な場合を除いて)短命なペットなので、元気な姿を3Dで残せたら、写真とは違った形でずっと生き続けることができます。  まだまだ面白半分、お試し的な感覚では簡単に手が出せる価格ではないと感じているので、品質を下げずに手頃価格にしていくのが、目下のミッションであり課題です。  そして、長期的には、3Dモデルをフィギュアとして出力するだけではなく、3Dモデルを変形させたり、加工して友達見せたり、今となっては普通に、PhotoshopやInstagramを使って写真でしているように、立体のモデルでも遊べるような、そんな世界を目指しています。  デジタルカメラが普及し、写真で表現する事や、創造する事が身近になった今、プロのカメラマンじゃなくても、その人の感性で素敵な写真を撮る方がたくさんいます。  同様に、プロの彫刻家じゃなくても、人それぞれの感性で面白い3Dアートを作ったり、3Dで表現したりできるようになったら楽しいな、とワクワクする気持ちが私たちを前進させています。  2Dには2Dの良さがあると思いますが、3Dだからこそできること、面白いことがあると思います。  3D Studio Wattsの夢は、3Dが誰でも簡単に触れるメディアになり、そして3D環境でクリエイティビティ―とイマジネーションのプラットフォームを作ることです。